米国の景気よりも財政に注目
satobu40です。
トランプ大統領になってから家計の赤字が進んでました。
2017年でマイナス8872億ドル!2018年で1兆ドルを超える予想となっています。
日本の100倍の単位ですよ、やはりアメリカはごつい!
出典:世界経済のネタ帳より
出典:世界経済のネタ帳より
法人税減税により国債発行額が2017年より2倍の約1兆3000億ドルと予想されており最近の債券金利の値上がりも裏付けする増発っぷりです。この状況は2009年が最悪で2012年振りの最悪値となっております。底は2019年と予想されており2017年水準に戻るには5年ほどかかる予想なっております。
プライマリーバランスにしても2015年にマイナス幅縮小後ここ3年で大幅にマイナスに振り2018年予想ではマイナス6151.3億ドルまで拡大、これもリーマンショック以降プラスに戻してきた2012年以降最悪値となっております。2019年もGDP比5%超の予想とされております。
出典:世界経済のネタ帳より
出典:世界経済のネタ帳より
このままいくと米国会計検査院の予想だと10年後には順調に運営されても国債残高GDP比100%大戦後以来の数値となり、この状況に手を打たなければ財政状況の悪化に伴うリスクが大きくなり米国そのものの信用不安が大きくなり続いて経済・景気にも影響を及ぼし、米国株大きな下落要因に成りかねないと考えます。(米国発の信用不安は世界恐慌になりそうですが)
現在の株価下落も債券金利上昇もFRBがということですが、米国財政の先行き不安に対する問題が顕在化し表向きにも影響がでているものと思います。
貿易赤字で問題で大統領の中間選挙の話もあって選挙対策で吹っ掛けていると思われがちですが、自分は財政状況が芳しくなく法人税減税によるマイナス幅が大きくなったところから目を背けるためかつ貿易赤字を減らすことによって財政収支の悪化しているけどアメリカ国内の経済的に景気が良くなるから財政も良くなるよと思わせるトランプ大統領の戦略(不当にアメリカに赤字を押し付けていると言えば誰でもわかりやすく支持が得られると)と思っています。
米国内的には良さそうですが、対外的には米国の財政状況の悪化と貿易戦争による関係性の悪化に伴い各国の米国企業現在好調なFANGのような業績の企業やグローバルに展開している連続増配高配当優良企業対する見せしめのような締め付けや制裁を発動させ停滞する可能性があります。そうなると一気に株価の下落がおこり現在では起こる可能性が低いですがリーマンショックのような状況に一時的に陥る可能性があります。
グラフでは2019年に底を打ち4・5年で回復する予想されております。各企業の業績や指標も重要ですが、国の問題の方が株式全体に及ぼす影響が大きい事も頭に入れて投資行動を行いたいとおもっています。
YES! WE CAN! (古っ!)
ボン・ボヤージュ
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